初めての芸人キャスティングで失敗しないために|起用前に決めるべきポイント5選

1. はじめに:「なんとなく」で進めると後から困ることが多い
スケジュールが合わなかった、二次利用の交渉で追加費用が発生した、企画の方向性とキャラクターが合わなかった——これらの多くは、事前に決めておくべきことを整理しておけば防げた問題です。

① 「何のために」「どこで使うか」を明確にする
目的の例
・SNSでの認知拡大(ショートドラマ・Reels)
・テレビ通販番組での商品紹介
・企業イベントのステージ盛り上げ
・WEB動画・インフォマーシャル制作
フォーマットの例
・縦型(スマホ視聴前提)か横型か
・1〜3分の短尺か、10〜30分の長尺か
・生放送か収録か
目的とフォーマットが決まることで、候補芸人の絞り込みが進みます。
② キャラクターの「方向性」を決める
テンポ・ツッコミ型:
テンポ良いトークと鋭いツッコミでリード → バラエティ感の強い動画・イベント
あるある・共感型:
日常のリアルな「あるある」で笑いをとる → ターゲットの生活に近いドラマ・レビュー
ものまね・特技型:
特定の芸で瞬間的なインパクトを出す → 冒頭フック・ラジオ広告
MC・進行型:
笑いより場のコントロールが得意 → イベント進行・トークショー
③ 二次利用の範囲を事前に取り決める
収録・撮影後に「やっぱりSNS広告にも使いたい」と思っても、事前に契約していない場合は追加交渉が必要です。
確認すべき項目
・使用媒体:SNS投稿・SNS広告・テレビCM・WEBサイト・ECサイト・店頭サイネージなど
・使用期間:何ヶ月間・何年間使用できるか
・使用地域:国内のみか、海外も含むか
・改変の可否:トリミング・テロップ追加・字幕付けなどが可能か
・独占利用の有無:競合他社への出演制限があるか
「想定している使い方をすべてリストアップし、契約書に明記する」が原則です。
④ 「ブリーフィング」の内容を準備する
ブリーフィングに含めるべき内容
・ブランド・商品の概要と世界観
・ターゲット層
・起用の目的(笑いをとる・商品を自然に紹介するなど)
・出演企画の流れ・台本
・台詞に含めてほしい要素
・NGワード・NGトーン
事前共有で、当日の修正回数が減り撮影がスムーズになります。
⑤ スケジュールと予備日を早めに確保する
スケジュール確保のポイント
・希望日の2〜3ヶ月前に候補をリストアップしブッキング打診を開始
・第一候補日だけでなく予備日を2〜3パターン用意
・事務所への連絡は早めに、企画概要を明示した状態で
・当日のスケジュール(集合・リハーサル・本番・解散)を事前に明示
2. 起用前チェックリスト
① 目的・フォーマットの確認
・起用の目的が明確か
・使用する媒体・フォーマットが決まっているか
② キャラクターの方向性
・どんなタイプの芸人に出てほしいか決まっているか
・ブランドの世界観に合うか確認したか
③ 二次利用の取り決め
・使用媒体・期間・改変可否をリストアップしたか
・契約書に明記するよう依頼したか
④ ブリーフィングの準備
・ブリーフィング文書を用意したか
・NGワード・NGトーンを明示したか
⑤ スケジュールの確保
・希望日の2〜3ヶ月前に調整を開始したか
・予備日を複数用意したか
3. まとめ:「決めておくこと」が多いほど、当日はスムーズになる
事前に決めておくべき5点——目的・キャラクター方向性・二次利用・ブリーフィング・スケジュール——を丁寧に準備することで、当日のトラブルは大幅に減らせます。
マスデジタルでは企画の整理から候補芸人の提案、契約・当日のサポートまで一体でご支援しています。お気軽にご相談ください。

小林 進之介
高校在学中にアメリカへ留学し、シアトルのカレッジを卒業。テレビ朝日サービスに入社後、テレビ朝日にて海外放送局へのコンテンツ販売を担当。その後、広告代理店部門にて幅広いクライアントのメディアプロモーションを実施。海外営業の経験を生かし、政府観光局の番組制作や、イベント・イベントキャスティングにも携わるなど、テレビとイベントの両面に精通。
現在は、テレビを中心としたダイレクトマーケティングと通販領域に注力しながら、マスデジタルの事業を牽引。
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